大学生の折り返し、引っ越しを決めたお話です。
色々辛い体験が重なり、環境を変えようと「引っ越し」を思い立ちました。調度よく契約更新もありましたので、早速仲良しの女子友達の自宅近くに絞り物件巡りを始めました。
この体験は、本当に「巡り」でありました。
ある不動産に紹介されたマンションは、それはお洒落そのもの、安全性もよく、部屋は高層でドイツの乾燥機もついた素敵な物件でありました。気になるのは三 角地帯の川に挟まれた立地、とはいはえ近くに大学もあるので人通りもあり女子専用の新しい部屋でしたので、直ぐに契約を行い翌日の朝早く契約種類を受け取 りに行きました。
折角なので、物件を帰り道に改めて観に行くことにしました。道を確認し改めて遠くからでも見える我が家のマンションはやはり素敵でありました。
不動産担当者の方でさえ「あれ?この金額?確認させてください…大家さんが拘った物件だけに女子学生さんに勧めたいからこの額で良いそうです」と(あれーなんで気づかなかったんだ俺?お勧めに出すべきだったなぁ、よく見つけましたね)と驚かれていたくらいの物件でした。
橋を渡り、マンションに近づく私。
突然、私の目から涙が溢れだしました。
感情とは別の(何故?涙がでてるの)の大量の涙でした。
スレ違う人も振りかえる隠せない涙、マンションの前に着くと寂しさがこみあげました。
(これは何、なんだかわからないけど決めたらダメなんじゃないか)
私は完全に途方に暮れマンションから離れ歩きだしました。
見つけた公衆電話から実姉に全てを話しました。
後日、姉が言うには「泣きながらダメだと思うダメだと思うを連呼していた」そうです。
私は1時間前訪れた不動産のドアを開けたので担当者は驚いて「何故?」と何度も聞いてきましたが私は説明できず「ダメなんです、兎に角ダメなんです」しか伝えられませんでした。
担当者から「申し訳ないが本社に全て送って受理された書類であり返却も部長からお会いして話を聞いた上でお渡ししたいと言われました、本社に行って貰いたいのですが良いでしょうか」その時の私は是がは否でも「契約解除」にしたかったので、本社に向かいました。
本社は立派なビルであり、部長面談室に通され冷静にやっとなり、私は何をしてしまったかを改めて考えていました。
部長さんは意外にも美しい凜とした女性であり開口一番
「契 約解除の申し出お受けします。わざわざ足を運びくださり有り難うございます、本日中に手続きをします。と言うのも、お客さまから契約解除の連絡があり私自 身(やっぱり良かった)と感じたのです。実はこの道、私は長いのですが様々なトラブルがあります、通常は契約は大切な物であり、そう簡単に結んだり解約す るものではないことを、今後社会に出る女性の一先輩として助言させてくださいね。
では、何故私が受けたのか…
不思議なことってあるもので すね。私は、トラブル回避のため長年学生の契約には必ずお母様だけではなく、お父様の承諾も書面上だけではなく必ず声明で確認をとるようにしています、過 去に1度も特例は御座いません。ですのに、何を思ったのか私はお客さまの際、電話に出られたお母様の承諾のみで契約を結ぶ手続きをとってしまいました。
故に、実は私自身が府に落ちぬ気持ちで不安で勤務していたのです、その為連絡があったとき、自身の戒めだと思い面会を希望したのであります。
私の仕事上、特例は一件もないを確立するため、この件はなかったとさせて下さい、逆に有り難うございます」
失礼な行動をとっているのは重々承知の上でしたから呆気に取られました。
嬉しさより安堵でした。直ぐに現在住んでいる大家さんに契約解約ではなく更新のお願いをし、全て元通りになりました。
数年後、男友達の中に「霊感が強い」人がいました、たまたまそんな話になり車だったので「そういえば、この近くで…」と話後に言うと、彼が「あっ言わないでわかったから、ここ右手の奥でしょ?うんやっぱり」と言われました。
彼には後から…「あの部屋精神を惑わす気が集中している、これまで入居した女子二人が精神が惑わされ生活出来なくなって部屋も東京も出てるよ」
「守 護霊いないの知ってるよね?守護霊って人だけじゃないんだ、お前の場合珍しいケースだけど今の部屋が護ってるんだ、だから助かったんだよ、そして皆の守護 霊に護られ部屋に戻ったんだ、良かったな、悪いが俺も近寄れないしこれからも気を付けるよ、俺の部屋居心地いいだろ、護られてるみたいな感覚あるはずだ よ」
と教わりました。
ふと今でも、あの高層マンションはあるのかな?と思います、しかし確認したいとは思いません。
また、出会った不動産部長さんの仕事への姿勢にも多くを学びました。
「あなたのお母様凄い方、私どんなお母様でも強気でお父様を出してもらうなり、不在の際には改めてかけ直すんだけれど何故かしら…この方で大丈夫って感じちゃったのよね、本当に初めての事だけに不思議なの、あなたのお母様凄い信頼出来る声だったのよね」
母に聞いてみました。
「私守護霊いるから護られてるのよ、あの時ね私は主人に代わりますか?とたずねたのよ、そしたら、いえお母様で結構ですって言われたの、私は逆にお父さんの承諾なしでは契約しないと決めているからね」
「契約」心してしなくてはならないと反省したお話でした。